今議会で私は3度目の一般質問に登壇し、低迷する伊豆半島地域の振興策等について観光政策・地デジ対策・命の道整備・スコリア問題などについて質問しました。
川勝知事からはすべての項目に対して、前向きな答弁を頂けたと思っていますが、特にスコリア問題については大きな進展がありました。
私はこの問題については当選以来、伊東市の観光資源である温泉源や水源に影響があるのではないかと県当局に対して、許認可に至る経過や、その指導のあり方について本会議や委員会で度々指摘をしてきました。
しかしながら石川前知事からは、実際に許可を下りしている関係もあってか、私の質問に対しては具体的な回答は少なかったと考えます。
今回は隣接する丸善ランド分譲地の井戸水の水位が大幅に低下している状況(直近1年半の間で8m55cmの低下)を踏まえ、この問題に対する川勝知事の認識を伺いました。
川勝知事は、当時許認可の可否判断をする専門家の間で意見が分かれていたことを紹介された上で『個人的には、静大名誉教授である土隆一先生がスコリア採取による温泉源や地下水への影響は十分配慮するべきとしている報告書の内容を尊重すべきであると考えている』
と知事自身の見解を表明され『県としては事業者に対してより高頻度の水位観測を要請するとともに、新たに専門家を交えて地元住民と事業者との意見交換の場を設けることとする』と答弁されました。
県主局が近隣住民の生活用水の水位低下という現実を受けてこれまでの“許可を下してしまったので仕方がない“という姿勢から“開発による影響を再検討する必要がある“という姿勢に大きく変わったと言えます。
私としましては今後、知事の現場視察や新たに専門家を交えた意見交換の場の設定が早期に実現していく為にしっかりと働きかけていきます。
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