14・15日の県議会文教警察委員会が開催され、来年度の県立高校の生徒募集計画(学級数減問題)などについて県教育委員会の考えをただしました。
私は
『平成23年度の公立高校生徒募集計画によると、来年度は中卒者の人数が県下全体で1315人減少することにより県立高校の募集学級数が全県で33学級減となるが、旧田方学区においても4学級減となる。そのうち、伊東・熱海地区では中卒者が46人減となることにより伊東高校で1学級減となる方針が示されたが、地域では反対の声も大きい。学級減の対象校の選定基準は何か。』
と質問しました。
塩崎克幸高校再編整備室長は
『学級減の対象校は、市町の中卒者の動向や中学生の進路希望、志願動向、学科等の適正配置などにより総合的に判断している。』と答弁。
これに対し
『今後は地域の学力の実情は通学の利便性なども判断基準に加えるべきである。』
と強く要請しました。
この学級数問題は奥が深く、再来年の平成24年には再び中卒者の数が増加するため、伊東高校は5クラスに戻る可能性が極めて高いです。しかし25年には再び減少に転じる為、ジグザグを繰り返すことになります。伊東高校の5クラスを維持していくためにも、私は再来年度の5クラスへの学級増とその後の学級数維持について、関係者の声を聞きながらしっかりと働きかけていきますが、中学校の進路指導においても、市外の高校よりも伊東高校への進学も強く勧めていく必要があると考えます。
又、伊東市南中学校で起きた集団暴行事件を取り上げ、県教育委員会に対して事件の事実関係を確認した日時について問いただし、事件発生から9日後であることが判明した。
現場の校長先生や市教育委員会が出来る限り現場の力を中心に問題解決をしようと考える気持ちは理解できなくはないが、一方で、ここ数カ月南中学校の現状や今回の暴行事件の大きさを考えると県教委への報告が事件発生から9日後というのは遅すぎるとは思わないか。もっと県教委は地元の教育委員会との連携を取るべきだ。とただしました。
これに対し中澤学校教育長は「その通りであり、事実関係の確認が遅れたことは誠に残念であり、今後はスクールサポーター制度の弾力的な活動も含め、これまで以上に積極的なかかわりを持っていきたい」と答えた。
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